企業内の情報共有やデータ活用など、ナレッジマネジメントについて考える「ナレッジマネジメントフォーラム2009」(主催:日本経済新聞社、協力:日本ナレッジ・マネジメント学会)が14日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで開かれた。
コンファレンスでは早稲田大学ビジネススクールの内田和成教授や、企業でナレッジマネジメントプロジェクトを手がけた担当者が講演。ジョンソン・エンド・ジョンソンの戸上浩昭氏は、同社が7年にわたり試行錯誤を続けながら開発してきた情報共有システムについて紹介した。掲示板やブログ、SFA(営業支援システム)、動画共有などの多くの機能があるが、それらが相互補完的に働くことで効果を挙げていると話した。また経験を通じて得られたナレッジマネジメント成功のコツとして「ナレッジの質を考えるよりも、具体的なアクションに結びつきやすいようにすることが大事」などいくつかを披露した。
午後からは関連のソフトウエアやソリューションを扱う企業によるデモ展示も行われた。札幌市に本社を置く北都システムは、ソフトウエアをネットワークを通じて提供するSaaS(Software as a Service)型の情報共有システム「ホット ナレッジ SaaS」を紹介した。グループウエアやQ&Aなど、必要な機能だけを組み合わせて利用できるという。デモ展示には合計19社が参加した。
(参考リンク)
ナレッジマネジメントフォーラム2009のウェブサイト
http://www.nikkei.co.jp/events/km2009/
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