日経メディアラボと清華―日経メディア研究所(北京)の共同調査では、メディアごとに1日の生活シーンの中での利用時間帯を質問。日中の違いを比較してみた。
(1)パソコン(ネット)
中国では1日のなかで、「勉強中・仕事中」と「休憩時」に使う人が多い。これに対し、日本で多いのは「就寝前」と「夕食時・夕食後」。中国では「職場での私的ウェブ閲覧などの規制が未整備で使い放題なのが現状」(崔保国・清華―日経メディア研究所所長)といった要因が、日中の差を生みだしているようだ。=グラフをクリックすると大きくなります
(2)テレビ
「夕食時・夕食後」と「就寝前」に多いのは日中に共通しているが、日本は「起床後~通勤・通学まで」の朝の時間帯の利用が突出しているところが大きな違いになっている。
(3)新聞
日本では「起床後~通勤・通学まで」が突出しているのに対し、中国では「通勤・通学時」「勤務先・学校などに着いてすぐ」「休憩中」など昼間の時間帯に満遍なく利用者が多い。宅配制度が普及している日本と異なり、中国では宅配よりも街中の売店で新聞を買う人が多いという販売方法の違いが利用シーンの違いになっているようだ。
■「日中比較・20代のメディア利用」記事一覧
(1)ネット依存強い中国、日本はネット+TV併用
(2)信頼度、中国ではポータルが首位
(3)利用時間帯、ネットで日中に違い
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