2007年12月17日月曜日

2008年のメディア予測――ネット利用「お茶の間テレビ」型に

「お茶の間テレビ」型のネット利用イメージ(イラスト・山根あきひこ)
 日経メディアラボは「2008年のメディア予測」をまとめた。インターネットは個人の情報発信よりも、お茶の間でテレビを見るように「みんなと同じネタでワイワイ楽しむ」使われ方が主流になると予測。ネタを待つ人々が共有できる話題をピックアップして配信するメディアの需要が高まるとみている。(12月17日付の日経産業新聞にも記事)
→詳細はニュースリリースをご覧ください =クリックするとPDFファイルが開きます





(イラスト・山根あきひこ)



 ネット調査会社のヤフーバリューインサイト(東京・中野)と共同で、2007年11月末に20―50代のネット利用者1000人対象のアンケートを実施。性別・年齢層ごとの人数の割合は、日本のインターネット利用者の人口比率にあわせた。回答傾向が似ている人同士をグループ化する「非階層クラスター分析」手法を使い、ネット利用者を5つのグループに独自に分類した。


 ブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の日記の執筆に飽きたり疲れたりしている人が増えていることなどを背景に、「自分では情報発信せず、ブログや動画などを頻繁に見るだけ」というグループ「ROMマジョリティー」層が増加傾向にある。今後もこの傾向が続くうえ、ネット活用に積極的でないグループ「情報未活用族」のなかから、ネットを使いこなす力を高めた人が「ROMマジョリティー」にレベルアップしてくると予測した。


 ネットの常時接続サービスの普及を背景に「ネットはテレビと同じような必需品」と考える人が八割を超える一方、「目的なくアクセスすることがある」人も半数を超えており、テレビのように「なんとなくスイッチを入れる」存在になっていくと分析している。



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