2006年4月28日金曜日

アスキーとIT資格試験の問題集配信 デジタルブティック

Onsen_1 ウェブサイト運営のデジタルブティック(東京・渋谷、安西正育社長)はアスキーと組み、「ITコーディネータ」の資格取得を支援する携帯電話による遠隔教育を5月1日に始める。携帯電話の学習サイト「実力温泉」から資格試験対策の問題集を配信する。問題集のコンテンツ(情報の内容)をアスキーから調達。デジタルブティックが配信・課金を担当する。問題集のコンテンツを保有する出版社との協業を拡大しながら、「実力温泉」を試験問題集のポータル(玄関)サイトにしていく考えだ。









「ITコーディネータ」は企業経営者と情報システムを販売する企業をつなぐ人材の民間資格。政府の「e-Japan重点計画」のなかで「ITコーディネータ」を育成する施策が盛り込まれ、資格取得を目指す人が増えている。資格認定の試験は年2回で、5月28日にITコーディネータ協会(東京・港)が2006年度最初の試験を実施する予定。デジタルブティックとアスキーは受験者の需要を見込み、電車での移動中など時間の合間を見つけて、携帯電話で問題を解きながら知識が身につく補助教材を用意した。KDDI(au)の携帯電話向けに提供する。





問題集は「経営系」と「IT系」の2種類があり、各50問。利用料金はそれぞれ315円。アスキーは資格試験の問題集を出版しているが、携帯電話を活用した「eラーニング」分野を手がけるのは初めて。デジタルブティックは医学看護系出版社のメディカ出版(大阪府吹田市)と組み、看護師国家試験向けの問題集も配信している。出版社以外にも学習塾や専門学校とも組み、問題集のコンテンツを拡充する。提携先を100社程度にして、1年後には1カ月に1000万円の売り上げを確保する方針だ。
















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