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2010年3月2日火曜日

若者が新聞を読まない理由、首位は「料金がかかるから」

 20~34歳の若者層の動向を調査しているM1・F1総研(東京・港)は「若者と新聞」と題したリポートを公表した。調査結果によると、普段新聞を読まないM1層(20~34歳男性)の「新聞を読まない理由」の首位は「料金がかかる」だった。



 一方、新聞を読むM1層の「新聞を読む理由」は、「効率的に情報収集できる」「幅広い情報が得られる」「情報量が丁度よい」などが上位となり、新聞を読まない層とは真逆の認識だった。


 M1・F1総研は「料金を気にする若者にもっと新聞を読んでもらうためには、新聞で得られる情報の質や日常生活に役立つ点などをうたうよりも、『効率的』に幅広い情報を『賢く』情報収集できる点を訴求していくべき」と分析している。








 


 
 
 
 


 
 
 
 


 
 
 
 


 
 
 
 


 
 
 
 


 


 
 
 
 


 
 
 
 


 
 
 
 


 
 
 
 


 
 
 
 


 


 
 
 
 

■(新聞を読まないM1の)新聞を読まない理由
料金がかかる62.6(%)
読むのに時間がかかる37.9
他媒体の情報で足りている24.5
ゴミが増える22.8
余計な情報が多い18.3
■(新聞を読むM1の)新聞を読む理由
効率的に情報収集できる46.1(%)
社会人として常識だ41.8
幅広い情報が得られる39.3
毎日継続して読める31.5
情報量が丁度よい26.5
(「M1」は20~34歳男性、M1F1総研調べ)

 M1・F1総研(http://www.m1f1.jp/)は、「R25」「L25」「Hot Pepper」の広告などを手掛けるメディア・シェイカーズ(東京・港、電通とリクルートの共同出資会社)が2006年11月から運営している調査機関。


・発表資料(PDFファイル)
http://m1f1.jp/files/release_topic_100225.pdf
http://m1f1.jp/files/topic_100225.pdf


・関連記事
「朝、自宅で新聞を読まない」若者、首都圏で多い


2010年2月11日木曜日

SBI、中国情報サイト「サーチナ」を子会社化

100210
 SBIホールディングス(HD)は2月10日、中国情報サイトを運営するサーチナ(東京・中央)の株式の75.7%を取得し、子会社化した。SBIHD
は米ダウ・ジョーンズと2009年12月から始めたニュースサイト「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」(WSJ日本版)でも中国関連ニュースを売
り物の一つにしている。サーチナを傘下に加え、中国関連の情報サービスを強化する。
 (画像はサーチナのトップページ)




 サーチナは中国出身の端木正和代表取締役が1999年に創業。資本金は1億1120万円。自社の情報サイト「サーチナ(旧・中国情報局)」の運営や、日本の証券会社向けの中国経済ニュース配信、中国のネット利用者を対象にしたインターネット調査事業などを手掛けている。


 今後、SBIグループから取締役4人を受け入れるが、引き続き端木氏が経営にあたり、社名やサイト名、サービス名なども従来通り使い続ける予定。


・SBIのプレスリリース
http://www.sbigroup.co.jp/news/2010/0210_3036.html
・サーチナのプレスリリース
http://searchina.ne.jp/pr/disp_press.cgi?y=2010&d=0210&f=net_0210_001.shtml


2010年1月20日水曜日

ニールセンオンライン部門CEO「ネット広告はインプレッション単位からオーディエンス単位に」

100119_2   米調査会社のニールセンで、オンライン部門のCEO(最高経営責任者)を務めるジョン・バーバンク氏(写真右)は19日、都内で会見し、インターネット広告に関する効果測定指標の変化についてコメントした。





 バーバンク氏は同部門の日本法人であるネットレイティングスのチャールズ・バックウォルター会長兼CEO(写真左)と共に行ったスピーチの中で、「人が1日に費やすメディア接触時間で、インターネットは20%ほどを占めている。それなのに、ネット広告の売り上げはメディア全体の広告費の5%ほどにすぎない」と述べ、これは広告効果を測定する方法に問題があるからだ、と指摘した。「他のメディアは実際に何人がその広告を見たか、という基準で効果が測られるのに、ネット広告では何回クリックされたか、何回表示(インプレッション)されたか、という指標が主流だ(バーバンク氏)」。今後ネット広告では、誰がその広告を見るのか、実際の購買行動に結びつくのか、といった「オーディエンス・セントリック(視聴者中心)」の発想で効果を測ることになるだろう、と予測した。


■関連リンク


ネットレイティングス
http://www.netratings.co.jp/


2009年12月16日水曜日

「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」サイト開設――購読料は月1980円

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 米の経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルの記事を日本語で提供する新サイト「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」(WSJ日本版)が12月15日、開設された。英語版「WSJ.com」の掲載記事1日200本超のうち同30本程度を選び、日本語に翻訳して配信する。購読料は月1980円(長期契約割引あり)。
(写真は会見で新サイトを説明する小野由美子WSJ日本版編集長)



 米ダウ・ジョーンズとSBIホールディングスが共同出資で2009年6月に設立したウォール・ストリート・ジャーナル・ジャパン(東京・千代田、北尾吉孝代表取締役)が運営する。配信記事は英語の原文もあわせて配信する。携帯電話向けサービスは無く「次のステップとして考えていく」(小野編集長)。


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 都内で開いた会見で、北尾代表取締役=写真=は「日本の新聞には分析力が足りない。WSJ日本版では、日本の新聞とは違った切り口の記事や、日本の新聞があまり取り上げない中国、インドの情報を提供できる」とアピールした。売り上げ目標などについては、「もう少し感触をみてから決めたいが、3年以内に黒字化することがSBIグループの決まりになっている」と話した。


・ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 http://japan.WSJ.com/


(関連記事)
マードック氏来日、「新聞社サイト有料化の必要性」を改めて強調
サーチナ、ダウ・ジョーンズと新投資情報サービス――証券会社向けなど開拓
WSJ、「日本向けサイトも読者への課金モデルで」――世界ICTサミット


2009年12月8日火曜日

産経、無料の経済情報サイト「SankeiBiz」

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 産経新聞社のデジタル部門、産経デジタル(東京・千代田)は12月7日、新しい経済情報サイト「SankeiBiz(サンケイビズ)」を開設した。経済紙「フジサンケイビジネスアイ」の公式サイトを全面刷新。「ビジネスアイ」だけでなく「産経新聞」「夕刊フジ」などの経済関連記事やネッ
ト独自記事も提供する。「現時点では有料化を考えていない」(産経デジタルの土井達士メディア部長)として、当面は無料広告モデルで運営する。(写真は「SankeiBiz」のトップページの例)



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従来の「ビジネスアイ」のサイトでは、平日1日あたり平均80本の記事を掲載していたが、新サイトでは同150―200本と倍増させる。専任のウェブ編集デスクを配置し、産経新聞社の別府育郎編集長=写真=が新サイトの編集長を兼任する。「MSN産経ニュースが掲げた『紙よりも詳しく』という方針は、SankeiBizでも実践していく」(別府氏)


 トップページ上部には、企業の緊急会見の予定などをリアルタイムに配信する速報コーナー「ビジネスライブ」を設置。「(他社の)既存の速報サービスは金融業界向けで高価だが、ビジネスライブは無料でだれでも見られる」(産経デジタルの高橋俊一メディア部次長)点を売り物にする。


 携帯電話向けには、以前から「ビジネスアイ」の記事を有料配信しており(月315円)、SankeiBiz独自の携帯サービスはない。


・SankeiBiz http://www.sankeibiz.jp/



2009年12月2日水曜日

杉並TV、5時間のネット生放送を実施

Suginami  東京・杉並区を拠点に、映像制作を通じた住民視点の情報発信を続けている「杉並TV」は12月5日、5時間にわたりインターネットで生放送を行う。JR荻窪駅に近い「教会通り商店街」に特設スタジオを開き、商店主らによるトークやインタビューなどを中心に番組を構成する。





 杉並TVは、熊本県内のテレビ局に勤務していた岸本晃氏が90年代後半に開始し全国に広がった「住民ディレクター活動」に呼応して誕生。2005年から本格的な活動を開始した。住民ディレクター活動では、映像コンテンツそのものよりも、その制作課程において地域内の人々がコミュニケーションを深め、地域の課題解決や街づくりに貢献していくことを重視する。


 5日は11時30分から、杉並TVのホームページ(http://suginami-tv.jp)で映像をパソコン向けに配信する。ブラウザーがあれば無料で視聴可能で、特別なソフトウエアなどは不要。


2009年11月10日火曜日

慶大、メディア企業などと新聞・雑誌デジタル配信研究――放送波を利用

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 慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科は11月9日、メディア企業や電機メーカーなど15企業・団体と共同で「All Media In
One(AMIO)フォーラム」(代表・中村伊知哉慶大教授=写真)を設立した。放送波を使って新聞・雑誌のコンテンツを配信する新サービスの実現を目指
し、提言やサービス・技術の仕様などをまとめる。
・AMIOフォーラム http://amio.jp/



 フォーラムに参加する企業・団体は以下の通り(50音順)。


・アール・エム・ジェイ
京セラ丸善システムインテグレーション
慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科
・産経デジタル
・シャープ
・ソニー
・東芝
日本雑誌協会
・日本放送協会
・ニッポン放送
ネクストウェーブ
・フジテレビジョン
・扶桑社
・日立製作所
マルチメディア放送
・リクルート


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 フォーラムではネクストウェーブ(東京・港)が総務省の「ユビキタス特区事業」(平成21年度ICT経済・地域活性化基盤確立事業)として実施する配信事業や、日本雑誌協会が2010年1月~2月に予定している配信サービスの実証実験と連携。デジタル放送の電波を使った紙メディアのデジタル配信のサービスイメージをまとめる予定。
 (写真は11月9日の設立総会でネクストウェーブが説明した配信サービスのイメージ)


2009年11月6日金曜日

楽天、「Edy」運営企業を子会社化

 楽天は11月5日、電子マネー「Edy(エディ)」を運営するビットワレット(東京・品川)を連結子会社にすると発表した。12月末に実施する第三者割当増資を引き受け(約30億円)、株式の過半数を取得。楽天から取締役を派遣する。



・楽天のプレスリリース
http://corp.rakuten.co.jp/newsrelease/2009/1105.html



 楽天は2007年12月からビットワレットと業務提携しており、携帯電話の「おさいふケータイ」でEdyを使うと楽天のポイントがたまる携帯アプリを提供中。子会社化を契機に「楽天会員に対しEdy利用可能箇所約16万箇所でのEdy利用を一層促すとともに、Edyのネット上での利用機会の増大のための施策や、楽天のサービスとの更なる連携にも取組む」(プレスリリース)としている。


2009年10月30日金曜日

読売、有料の医療情報サイト「yomiDr.」を開設

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 読売新聞社は10月29日、医療情報サイト「yomiDr.(ヨミドクター)」を開設した。病気や医療機関、医師などの情報を提供する。主要なコンテン
ツは有料制になっており、利用者は同社の会員制サイト「yorimo(ヨリモ)」の会員IDとクレジットカード番号の登録が必要になる。利用料は月420
円、読売新聞の購読者は月210円になる。(写真はトップページのイメージ図)



 全国の病院検索コーナーと病気別の情報検索コーナーが有料制。医療・健康関連のニュースなどを無料で提供する。新聞購読の有無によって会員種別を区別している「yorimo」の会員IDを活用する。


 有名人や医師らに執筆を依頼したブログコーナーも設けた。ブログの各記事に利用者がコメントを投稿できるが、編集担当者がチェックしたうえで掲載する仕組み。編集方針として、掲載しない基準10項目を列挙している。項目は以下の通り。


・当ブログとの関係が認められない場合
・特定の個人、組織を誹謗中傷し、名誉を傷つける内容を含む場合
・第三者の著作権などを侵害する内容を含む場合
・企業や商品の宣伝、販売促進を主な目的とする場合
・選挙運動またはこれらに類似する内容を含む場合
・特定の団体を宣伝することを主な目的とする場合
・事実に反した情報を公開している場合
・公序良俗、法令に反した内容の情報を含む場合
・メールアドレス、他のサイトへリンクがある場合
・その他、編集スタッフが不適切と判断した場合


■関連リンク
yomiDr.
http://yomidr.jp/
読売新聞社、医療記事をまとめた情報サイト、全国約3000病院の情報も収録(asahi.com)
http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN200910290011.html
読売新聞が新医療サイト「ヨミドクター」開設(livedoorニュース)
http://research.news.livedoor.com/r/35627


9月7日のプレスリリース(@Press)
http://www.atpress.ne.jp/view/12086
読売新聞、医療サイト「ヨミドクター」開設へ、有料制を導入(ITpro)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090907/336738/


2009年10月16日金曜日

カカクコム、グルメサイト「食べログ」を書籍化

 カカク091015コムは、自社のグルメサイト「食べログ」のコンテンツを活用した書籍づくりを始めた。第一弾として10月16日に京阪神のレストランガイド「食べログ京都・大阪・神戸2010」を10月16日に発売した。



 食べログは利用者が投稿した飲食店の評価(5段階)とクチコミ投稿でつくるサイト。2005年3月のサイト開設時から2009年7月末までの投稿を集計し、評価が高い店の情報を掲載した。食べログのサイトに投稿されたクチコミは書籍には使わない。出版元はゲイン(名古屋市)。


■関連サイト
・「食べログ」の書籍紹介ページ http://r.tabelog.com/campaign/book/kansai2010.html
・ミシュランが見落とした大衆食(日経WagaMaga) http://waga.nikkei.co.jp/play/gourmet.aspx?i=MMWAd4001014102009


2009年10月6日火曜日

マードック氏来日、「新聞社サイト有料化の必要性」を改めて強調

091005
 米ニューズ・コーポレーション会長兼最高経営責任者(CEO)のルパート・マードック氏が来日し、10月5日に傘下のダウ・ジョーンズが開いたイベント「世界経済カンファレンス」(東京・帝国ホテル)に出席した。



 今後のメディア動向について「(ネットの時代に)新聞には以前のように広告が戻らない。信頼できる情報を継続して提供することがメディアの役目だが、ニュースづくりにはおカネがかかる。読者からのアクセス料が必要だ」と、新聞社サイトの有料化が必要とする従来からの主張を改めて強調した。


 世界の景気動向について議論するイベントだったが、会場参加者からの質問に答える形でメディア業界についてコメントした。来日はダウ・ジョーンズなどが2009年内に開設するウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の日本向けサイトのPRなどが目的。


■関連リンク
WSJ、「日本向けサイトも読者への課金モデルで」――世界ICTサミット
http://nikkeimedialab.jp/blog/2009/06/wsjict-ce4f.html


「景気の持続性に疑問」…マードック氏講演(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091006-OYT1T00219.htm
「米国株式市場はフラットな展開に」-米ニューズ社のマードック氏(サーチナ)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1005&f=business_1005_144.shtml
「米新聞ネット版有料化へ」…ニューズ社マードック会長(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/net/interview/20091001-OYT8T00489.htm


2009年9月4日金曜日

ネット広告の成功モデル探る・アドテック、日本で初の開催

Adtech  ネット広告など、マーケティング分野でのIT活用について専門家が話し合う会議「ad:tech(アドテック) tokyo」(主催:米アドテック・エクスポジションLLC)が、9月2日・3日の2日間、都内ホテルで行われた。この会議は1997年から欧米、アジアの各都市で実施されており、日本では初めての開催。



 3日の基調講演では、CNNインターナショナルのニック・レン副社長(=写真上)が同社のネットサービスを解説した。CNNは、今年1月のオバマ大統領就任式をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)大手のフェースブック内で動画中継した。これは多くの米国民が、この歴史的な出来事に『参加』したがっていると感じたからだという。中継はリアルタイムで130万人が視聴し、動画再生の総数は2690万回に上った。配信は無料で、スターバックスがオリジナルのCM映像を流したが、レン副社長は「オバマ大統領はネットコミュニティーを活用し、草の根型で成功を収めた。ネット広告を出す企業にとっても、よいメッセージとなったのでは」と、この試みが広告面でも成功を収めたことを強調した。


Immersive  併設の展示会では、ネット広告関連のサービスやソフトウエアを提供する企業が最新の製品を紹介した。仮想空間構築ソフトを販売する3Di(東京・渋谷、小池聡社長)は、バナー広告内部に仮想空間を表示する新技術「イマーシブ(没入型)・バナー」(=写真下)を出品。ショールームや住宅展示場などを再現した仮想空間をウェブ閲覧者が自ら操作し、積極的に広告情報を入手する仕組みを目指すという。


 アドテックはこの後、年内にロンドン、ニューヨーク、シンガポール、北京での開催を予定している。


■関連リンク


アドテック東京のウェブサイト


http://www.ad-tech.com/tokyo/japanese/adtech_tokyo.aspx


2009年8月29日土曜日

ITベンチャー、アイデアと技術競う・TechCrunchが都内でイベント

Techcrunch  IT最新情報を紹介し人気を集めているブログ形式のニュースサイト「TechCrunch」の日本語版を運営するDESIGN IT!(日本支店:東京・新宿、篠原稔和代表)は8月28日、ITベンチャーが独自の技術を紹介するイベント「TechCrunch Japan 東京Camp」を東京・北青山のTEPIA(機械産業記念事業財団)で開催した。



 ソフトウエア開発のホットリンク(東京・千代田、内山幸樹社長)は、東京大学工学部総合研究機構と共同で取り組んでいる衆議院総選挙の結果予測「クチコミ@総選挙」をデモ展示した。ブログや掲示板の書き込みなどネット上の口コミ情報を収集し、過去の口コミと選挙結果の相関関係から各選挙区の当選者を予測する。内山社長は「ネット上には様々な口コミがあるが、選挙に関してはブログの存在が大きいようだ」と話した。予想の的中率についても手ごたえを感じているという。


 AR(拡張現実)技術を使ったユニークなコミュニケーションを研究している「AR三兄弟」は、Tシャツにプリントしたマーカーをウェブカメラで撮影し、ミニブログTwitterのIDを入力すると、画面上ではTシャツ上のプロフィール写真が何やらつぶやいて見える、という仕組みを紹介。AR三兄弟の川田十夢氏は、「最近はAR技術も進歩し、マーカーを使わないものも出てきた。だがまだARは一般的とは言えない。そのギャップを埋めるために、あえてマーカーを使うことで、どのような面白いことができるかを考えた」と語る。


Sociomedia  DESIGN IT!は、情報システムのユーザーインタフェース設計などを手がける、ソシオメディアのグループ会社。今年4月から、TechCrunch日本語版を運営している。イベント前の会見で、両社の代表を兼ねる篠原氏(=写真)は「今後、米国TechCrunch本社との連携を強化していくとともに、日本オリジナルのコンテンツを掲載するなど、日本から情報を発信していくことにも力を入れていきたい」と抱負を述べた。




■関連リンク


東京Camp公式サイト


TechCrunch Japan


2009年8月27日木曜日

ネット時代の「マニュアル」あり方探る・TC協会がシンポ

Tcwg1  情報機器の操作マニュアルなど、機能的な文章や図表、ドキュメントの制作にかかわる専門家や研究者で組織しているテクニカルコミュケーター協会(TC協会)は、8月25日・26日の2日間、東京・新宿の工学院大学でシンポジウムを開催した。



 無印良品や、NTTドコモの「らくらくホン」を手がけたグラフィックデザイナーの原研哉氏の基調講演に始まり、執筆やデザインなどに関する実践的なノウハウ、関連する技術動向などを伝えるセミナーや、各種の研究発表など、40を超える多彩な分科会が行われた。


Tcwg2_2   TC協会でWebマニュアルのあり方を議論している「Webコミュニケーション調査・研究ワーキンググループ(WG)」の発表では、クラウド・コンピューティングやアマゾンの電子書籍リーダー「キンドル」のように電子ペーパーを搭載した端末の登場など、インフラや機器の変化がマニュアルの制作にどのような影響を与えるかについての調査結果を報告した。WGリーダーを務める職業能力開発総合大学校の大野邦夫教授(=写真)は発表の中で「デジタル情報は、読んだり考えたりするものから、感性に訴えるようなものになってきた」と分析。いわゆるコンシェルジェ的な、有用な情報をプッシュ型で提供する情報サービスの広がりや、近づいてくる人をカメラで認識するデジタルサイネージの登場など、コミュニケーションの形が多様化しているのに伴い、Webマニュアルは今後さらに柔軟な発想で考える必要があることを訴えた。


■関連リンク


テクニカルコミュニケーター協会


http://www.jtca.org/


2009年8月23日日曜日

重み増す地域メディアの役割と意義・米子で合宿討論会

20090822_4  慶應義塾大学地域情報化研究コンソーシアムは8月21日、22日の2日間、地域メディアの将来について話し合う討論会「地域メディアを再構築しよう!米子合宿」を鳥取県米子市の米子コンベンションセンター・ビッグシップで開催した。全国の新聞社、ケーブルテレビ局など地域メディアの関係者や、このテーマに関心のある研究者ら50人以上が参加し、熱心な議論を繰り広げた。



 最初に、地元・米子市のケーブルテレビ局、中海テレビ放送がその活動について発表した。中海テレビは独自の番組制作に力を入れていることで知られる。一人の社員が取材、撮影、編集まで行うビデオジャーナリスト方式を採用することで、少人数で6チャンネルにも及ぶ独自番組の放送を支えている。


20090821  単に事実を報道したり、問題提起をしたりするだけでなく、地域の課題解決に積極的にかかわっていく姿勢を重視しているのも中海テレビの大きな特徴のひとつ。交通事故が連続して起きている地域に関する報道では、警察による事故原因の調査検討や、地元の対策協議会、そこから役所への陳情などをたんねんに追い、紹介することで、事故撲滅への動きを支え続けた。その結果、この地域での交通事故発生はゼロになったという。また、鳥取と島根の県境にある汽水湖、中海の浄化プロジェクトでは、企業や地元住民グループなどによる清掃活動を毎回テレビ番組で紹介するなど、放送とボランティア活動を融合させた試みを行い成果を挙げている。中海テレビの高橋孝之専務(=写真)は「今後は、実際に起きている問題ではなく、これから起こりうる課題を発見し、解決するような放送をしたい」と力強く語った。


 続いて、最新のネット技術を駆使している事例として、佐賀新聞社の牛島清豪デジタル戦略チームリーダー、紀伊民報社マルチメディア事業部の上仲輝幸係長が各社の取り組みを紹介した。佐賀新聞は、新聞社としていち早くSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を導入したことで知られているが、その後も積極的に新しいサービスに乗り出している。今年は動画共有サイトのYoutubeに公式チャンネルを開設し、ニュース番組の放映を始めたほか、ミニブログのツイッターにも公式アカウントを設置した。一方の紀伊民報は、ニュースサイトである「AGARA」、地元の店舗を紹介し、クーポン券なども発行するエリアガイドの「Kii Life(キーライフ)」、そしてSNSの「みかん」を連動させることで、効果的な情報発信と他の新聞社にはないビジネスモデルを実現している。


 2人の講演を受けたディスカッションでは、兵庫県で地域SNS「ひょこむ」を運営しているインフォミームの和崎宏社長が「我々のようなコミュニティー側から見ると、新聞社など地域のメディアはパートナーになりたい存在。自社ですべてを手がけるのもいいが、もっと外と連携することも必要ではないか」と意見を述べた。


 2日目のセッションでは、「シビック・ジャーナリズムの挑戦」の著書、河北新報社の寺島英弥編集局次長兼生活文化部長が、地域メディアに求められるジャーナリズムのあり方について事例をまじえて講演した。寺島氏は「マスに対して情報を発信してきたマスメディアだが、そこで働く記者はいつの間にかマスに守られた存在になろうとしている」と指摘。その上で「そうした『内なるマス』から自らを解放し、一人ひとりが取材を通じて得た様々な声を地域社会につなげていく『つなぎ手』とならなくてはいけない」と主張した。


 最後に、発表者のほか、地域SNSを研究している国際大学GLOCOMの庄司昌彦主任研究員、全体の司会を務めた「ガ島通信」ブロガー・藤代裕之氏と坪田知己日経メディアラボ所長らが総括討論を行った。この模様は中海テレビが番組化し、10月に放送を予定している。


■関連リンク


地域情報化研究コンソーシアム


2009年8月11日火曜日

あらたにす、自民・民主党首討論をネットで生中継――8月12日午後4時半から

あらたにす
 日本経済新聞社、朝日新聞社、読売新聞社の共同サイト「あらたにす」(http://allatanys.jp/)=写真=を運営する日経・朝日・読売インターネット事業組合は、8月12日に開かれる自民・民主党首討論の模様をネットで生中継する。中継時間は午後4時半~6時。中継終了後にも動画を見ることができる。



 党首討論は経済界、労働界、特定非営利活動法人(NPO法人)などから有識者約200人が参加する「新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調)」の主催。


◇ ◇ ◇


 党首討論はドワンゴ子会社、ニワンゴ(東京・中央)も動画サイト「ニコニコ生放送」で生中継する予定。


■関連リンク
プレスリリース原文(あらたにす)
http://allatanys.jp/pdf/20090807press.pdf
新しい日本をつくる国民会議-21世紀臨調オフィシャルホームページ
http://www.secj.jp/
8/12 麻生VS鳩山 党首討論生中継!(ニコニコニュース)
http://blog.nicovideo.jp/niconews/2009/08/004019.html


2009年8月5日水曜日

Interop「再生」へ、村井純教授ら意欲示す

09080401  デジタルサイネージ事業などを手がけるナノオプト・メディア(名古屋市中区)は4日、インターネット関連技術の展示会「Interop Tokyo」の営業権を取得したと発表した。イベント企画・運営のCMPテクノロジージャパン(東京・千代田区、クリストファー・イブ社長)から譲り受けた。



 ナノオプト・メディアの社長は、インターネット総合研究所の藤原洋所長。これまで実行委員としてInteropの企画に携わってきた。藤原氏は会見で「Interopの特色は、会場内で行うネットワーク相互接続実験『ShowNet』に代表されるように、各メーカーが新製品を持ち寄り、実際につながるかどうかをユーザーも交えて検証する、という目的があること。近年は商業性が重視されがちだったが、この本来の意義を見つめ直したい。そこから新たなビジネスモデルも生まれる」と述べた。


09080402  藤原氏と同様、長く実行委員としてInteropを支え続け、次回から実行委員長に就任する慶應義塾大学の村井純教授も会見に出席した。「Interop Reborn(再生)」と題してスピーチし、「Interopは、市場に受け入れられる製品のあり方を各社とユーザーが議論する、いわば『マーケット・スタンダード』を模索する展示会。日本の市場はガラパゴスとも言われるが、日本のユーザーの『使いこなし力』やクオリティーに対する高い要求こそ、世界の市場に受け入れられるマーケット・スタンダードを作り出せるはず」と意気込みを示した。


 来年のInterop Tokyoは6月9日から11日まで、千葉の幕張メッセで開催される。


■関連リンク
Interop Tokyo
http://www.interop.jp/


朝日が携帯CGM、”自前主義”捨て短期間で新サービス立ち上げ

090730
 朝日新聞社は携帯電話向けのCGM(消費者発信メディア)、「参考ピープル」を7月30日から始めた。まず先着1000人を対象にベータ版として運営
し、9月1日から正式サービスに移行する。
(写真は会見風景。左から芸者東京エンターテインメントの田中泰生代表取締役CEO、朝日新聞社の洲巻圭介プロデューサー、手嶋屋の手嶋守代表取締役)



 ベンチャー企業の芸者東京エンターテインメント(東京・文京)、手嶋屋(東京・新宿)と組み、両社の技術を活用することで、少人数・短期間で新サービスを立ち上げた。朝日新聞グループがニュース素材などを提供しない、携帯サービスで無料広告モデル、ベータ版から公
開――など、新聞業界のなかでは異例づくしの新サービスといえる。


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 Twitterのようなミニブログ機能や、ソーシャルブックマーク機能などをあわせたサービス。利用者が参考になるウェブページを自由に登録し、みんなで共有する。携帯でも簡単にウェブページを登録できるよう、参考ピープル内のウェブ検索結果ページからクリック1つで登録作業ができるよう工夫している。


 朝日側の担当者は3人。芸者東京エンターテインメント、手嶋屋と組むことで約1年で新サービスを立ち上げた。今後も少人数で運営していく考え。新聞離れが進む35歳以下の世代に向けてアピールし、3年後に利用者100万人、広告売り上げ2億円を目指している。


(右の写真は画面の例。「参考ピープル」パソコン向けサイトから抜粋)


■関連リンク
「これまでと真逆」――朝日新聞が携帯専用「ソーシャルブクマ+ミニブログ」、「ARis」開発元も協力
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/30/news088.html
朝日新聞のモバイルSNS「参考ピープル」の記者発表に行ってきたよ(世界中の1%の人々へ)
http://www.dakiny.com/archives/event/35people_sns/
参考ピープル記者発表解説 (手嶋屋社長BLOG)
http://www.tejimaya.com/archives/3049



「玉石混交の情報から”玉”を集める」――神奈川新聞の「メディアジャム」
http://nikkeimedialab.jp/blog/2007/06/post_c92b.html


2009年7月31日金曜日

ネットレイティングス、口コミ分析サービスを開始

090730  インターネット視聴率調査のネットレイティングス(東京・渋谷)は7月30日、CGM(消費者発信メディア)分析サービスを開始した。ネット上の口コミを分析し、企業にマーケティング情報として提供する。



 サービス名称は「BuzzMetrics(バズメトリクス)」で、米国ではネットレイティングスの親会社にあたるニールセン社が10年前から提供している。ブログや掲示板、Q&Aサイト、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などをモニターし、製品やブランドなどがネットでどのように語られているか分析を行う。すでに、日本語で書かれたブログの190万記事、掲示板の40万メッセージについて解析可能という。


 千葉尚志社長は「CGM分析はすでに国内で数多く立ち上がっており、われわれは後発」としながらも、顧客の要望に応じてアナリストが調査設計からレポートの作成まで行う「アド・ホック型」でサービスできること、ネット視聴率データと統合して分析できることなどの強みがあると述べた。ニールセン社のショーバナ・スリニワサン プロダクトマネージャー(=写真)も、「バズメトリクスは、米調査会社フォレスター・リサーチのリポートでも、同種のサービスに比べ高い評価を受けている」と胸を張った。また日本はブログ閲覧頻度が高いなどCGMが広く普及していることから、このサービスの成長に期待を示した。


 サービスの利用は250万円から。また、顧客自身が操作し、手軽に口コミ状況をモニターできるASPサービス「バズメトリクスダッシュボード」も8月8日から月額30万円で提供開始する。


■関連リンク


ネットレイティングス
http://www.netratings.co.jp/


2009年7月29日水曜日

ドコモ・富士通、水に濡れても壊れない「らくらくホン」発売

Rakuraku   NTTドコモと富士通は、主に高齢者を対象にした携帯電話「らくらくホン」の最新機種を8月7日から販売すると発表した。



 「らくらくホン」シリーズは1999年の発売。見やすい画面や簡単な操作、大きく手ごたえのあるキーなどで人気を博し、今年3月には累計販売台数が1500万台を超えた。その最新版となる「らくらくホン6」では、新たに防水・防じん機能を備えた。生活やレジャーの中で、水や泥がかかっても安心して使えるという。


 富士通が昨年らくらくホン利用者を対象に調査したところ、次に携帯電話を購入する際、期待する点として「水に濡れても壊れない」が1位に上がった。今回の製品はその期待にこたえた格好だが、開発は「決して『らくらく』ではなかった」(富士通・佐相秀幸常務)という。「防水性能を高めようとしてパッキンなどの部品を追加すれば全体が厚くなってしまう。また、らくらくホンの特徴であるキーを押したときの手ごたえと両立させるのも難しかった」と技術的には多くの課題があったことを明かした。


 会見には6年にわたり同製品のイメージキャラクターを務める女優の大竹しのぶさん(=写真中央)も登場。「最近は自分の周りでもらくらくホンをよく見かけるようになった。最新版は汚れても洗い落とせるそうなので、朝、化粧をしながら、あるいは台所で料理をしながら携帯を使えてうれしい」と語った。


 「6」の発売に合わせ、富士通ではらくらくホンの活用術を利用者から募集し、本にまとめて配布する1500万台達成記念キャンペーンを開始する。


■関連リンク


NIKKEI NET IT PLUSの記事


http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?n=MMITfh000028072009


NTTドコモのページ


http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/easy_phone/f10a/index.html


富士通のページ


http://www.fmworld.net/product/phone/f-10a/


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