2009年8月5日水曜日

Interop「再生」へ、村井純教授ら意欲示す

09080401  デジタルサイネージ事業などを手がけるナノオプト・メディア(名古屋市中区)は4日、インターネット関連技術の展示会「Interop Tokyo」の営業権を取得したと発表した。イベント企画・運営のCMPテクノロジージャパン(東京・千代田区、クリストファー・イブ社長)から譲り受けた。



 ナノオプト・メディアの社長は、インターネット総合研究所の藤原洋所長。これまで実行委員としてInteropの企画に携わってきた。藤原氏は会見で「Interopの特色は、会場内で行うネットワーク相互接続実験『ShowNet』に代表されるように、各メーカーが新製品を持ち寄り、実際につながるかどうかをユーザーも交えて検証する、という目的があること。近年は商業性が重視されがちだったが、この本来の意義を見つめ直したい。そこから新たなビジネスモデルも生まれる」と述べた。


09080402  藤原氏と同様、長く実行委員としてInteropを支え続け、次回から実行委員長に就任する慶應義塾大学の村井純教授も会見に出席した。「Interop Reborn(再生)」と題してスピーチし、「Interopは、市場に受け入れられる製品のあり方を各社とユーザーが議論する、いわば『マーケット・スタンダード』を模索する展示会。日本の市場はガラパゴスとも言われるが、日本のユーザーの『使いこなし力』やクオリティーに対する高い要求こそ、世界の市場に受け入れられるマーケット・スタンダードを作り出せるはず」と意気込みを示した。


 来年のInterop Tokyoは6月9日から11日まで、千葉の幕張メッセで開催される。


■関連リンク
Interop Tokyo
http://www.interop.jp/


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