2006年11月17日金曜日

日テレ、制作系4子会社を再編 来年4月に

日本テレビ放送網は16日、番組制作を手掛ける子会社4社を再編し、2007年4月に4社の事業を統括する新会社を設立すると発表した。エヌ・ティ・ビー映像センター(東京・千代田)、日本テレビビデオ(同)、日本テレビエンタープライズ(同)、日本テレビアート(同)の4社は制作、技術などの業務が一部重複しているため、新会社の傘下で業務ごとに再編する。新会社は将来、他の連結子会社の管理部門業務を受託するシェアードサービス会社の機能も担えるようにして、経営の効率化を図る。









日本テレビが100%出資する新会社の名称は未定。音楽子会社バップ(東京・千代田)の徳市慎治会長が新会社の社長に就任する。新会社は傘下に技術会社の「日テレ テクニカル」(仮称)、制作会社の「日テレ ドリームコンテンツ」(同)、イベント会社の「日テレ イベンツ」(同)、美術会社の「日本テレビアート」を置く。会社分割によって業務ごとに再編する4社を新会社が統括し、経理、人事、総務などの間接部門も新会社に集約する。



今回の子会社再編は人員の削減などの合理化策を予定しておらず、番組制作コスト抑制の効果は限定的になる。同社は「当面はコストセンターに徹することになるが、ゆくゆくは大きな制作会社に育てる」(能勢康弘執行役員)としている。





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