2006年11月7日火曜日

閲読履歴を把握できる電子雑誌配信 学研子会社

学習研究社の電子出版子会社、アドマガ(東京・品川、須摩春樹社長)は7日、2007年1月に電子雑誌の配信事業を始めると発表した。企業の商品カタログや販促用フリーマガジンなどをインターネットで配信し、読者の閲読履歴を顧客企業に報告できるのが特徴。顧客企業は読者の閲読履歴をマーケティングなどに活用できるという。アドマガは電子雑誌の配信受託を柱にして、09年3月期に売上高を11億円にする方針だ。




























Admaga 読者は専用の電子雑誌閲覧ソフト「アドマガランチャー」=写真=をパソコンにダウンロードして、フリーマガジンなどを閲読する。電子メールのアドレス、性別、年齢などを読者に登録してもらうため、カタログやフリーマガジンを配信した企業は、どんな属性の読者がどのページを開き、どこをクリックしたのかなどを把握できる。オンラインで読者アンケートの回答を得られるほか、読者を電子商取引サイトに誘導することもできる。





アドマガは11月8日に電子雑誌、カタログなどのコンテンツ(情報の内容)配信テストを開始。1年後には「アドマガランチャー」の利用者を30万人にしたい考えだ。「アドマガランチャー」をコンテンツ配信プラットホーム(基盤)に育て、企業の電子コンテンツ配信受託サービスのほか、一般読者向けのコンテンツ配信サービスも手掛ける。自社のコンテンツを活用してタレントの写真集、ゴルフレッスン用ムックのPR冊子も作成、近く配信を始める。





学研は8月に台湾の新数通(台北市)との合弁企業として、アドマガを設立した。新数通は「Xplus」と呼ばれるコンテンツ配信プラットホームを保有し、台湾や中国で700万人の利用者を獲得しているという。アドマガは「Xplus」の技術を導入し、日本で電子雑誌やカタログの配信事業を立ち上げる。















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