2005年11月16日水曜日

ネット広告の好調続く 電通と博報堂DY

インターネット広告の市場規模は2005年度下期に50%程度の成長率を維持しながら拡大する見通しだ。電通は2005年9月中間期にネット広告の売上高が前年同期比58%増の197億円に達した。博報堂DYホールディングスも前年同期比48%増の62億円となり拡大基調が続いた。両社はそれぞれ「下期も60%は伸びる」(電通の釜井節生取締役)、「下期も同じ傾向が続き、5割弱の伸びになる」(博報堂DYの保科伸夫専務)との見通しを示している。











電通のシンクタンク会社である電通総研が7月にまとめた試算によると、ネット広告費は2005年に前年実績と比べ、5割増の2722億円に達する見込み。07年には雑誌の広告費を上回り、テレビ、新聞に次ぐ広告媒体に成長するとの見方もある。電通と博報堂DYが2005年度後半もネット広告費の順調な伸びを見込んでいることは、市場規模が予測通りに拡大していることをうかがわせる。





電通は2005年3月期にネット広告の伸び率が30%だった。今期は10月以降も60%の成長率を見込んでおり、市場拡大は加速しているもようだ。総広告費に占めるネット広告費の割合は3%程度。急成長が続いているものの、「今のところマスメディアが影響を受けるという状態にはなっていない」(電通の釜井取締役)との見方が支配的だ。

















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