2009年4月21日火曜日

「ネット3D化はブラウザーに匹敵するイノベーション」3Diがセミナー



講演する小池聡3Di社長(右)


 ngi groupなどが出資し、ネット上の三次元(3D)空間構築を手がける3Di(東京・目黒、小池聡社長)は20日、同社内でセミナーを開催し、このほど発売した3D空間構築サーバーソフト「3Di OpenSim Enterprise」と、それに対応するビューワーソフト「3Di OpenViewer」の機能について解説した。





 3Diは、オープンソースとして開発が進んでいる3D空間構築ソフト「OpenSim」の商用化に取り組んでいる。OpenSimを自社のサーバーに導入すれば、それぞれの会社が「セカンドライフ」のような仮想空間を作ることができ、ネット上のショールーム開設やセミナー実施などが可能になる。


 小池社長はスピーチの中で「インターネットにおいては、ブラウザーの登場以降それに匹敵する大きなイノベーションは起きていない。3Dインターネットの登場がそうなる可能性は高い」と分析。関連市場の成長に期待を示した。情報を伝達・表現するだけでなく、「体験」できるのが3Dの強みだという。


 発売した「3Di OpenSim Enterprise」は、いくつかの3D空間を連結することで大規模な利用にも耐えられる。また市販のCGソフトやCAD(コンピューターによる設計)ソフトで制作したデータを容易に取り込めるようにし、効率的な3D空間構築が可能としている。


 ビューワーソフト「3Di OpenViewer」はブラウザーに組み込む形で利用する。専用のソフトを起動しなくても、ブラウザーだけで「3Di OpenSim」で作られた空間に参加することができる。


 「3Di OpenSim Enterprise」の価格は150万円から。ビューワーソフトは無償で提供する。


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デモ用に作られた仮想ショールーム


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チャットで店員が顧客に話しかける




(参考リンク)
http://3di-opensim.com/


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